最近はネットプリントなど、コンビニでPCのデータを印刷できるようにもなりましたが、やはり一家に一台はプリンターが無いと不便を感じてしまうもの。
しかし、「プリンターって種類が多すぎて、どれを選べば良いのかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ズバリ、選ぶポイントは、「あなたが何を求めているか」によって変わってきます。
そこで今回は、あなたのお悩み別オススメ機能紹介&プリンターの選び方3つのポイントをお伝えします。
最近の機能の傾向も、まとめましたので、ぜひご覧ください。
自宅で綺麗に印刷したい!4色はもう古い?オススメの6色インク。
多くのプリンターは、
・ブラック
・シアン
・マゼンタ
・イエロー
の4色をミックスして、印刷するカラーを作り出します。
もちろん、これはこれで良いのですが、実は近年、もっと綺麗な印刷ができるプリンターが販売されています。デザイナーさんなどは、必ずと言っていいほど4色は使わないようです。
それが、6色インク印刷機能付き、プリンターです。
2色が加わることによって、より鮮やかに、くっきりとした印刷をすることが可能なのです。
そのため、あなたがもし、
カメラで撮った写真や、デザインした絵画やポスターなど、
「自宅で綺麗に印刷したい」と思っている場合は、
複合機の6色インクモデルのプリンターをチェックしてみるのをオススメします!
書類ごちゃごちゃ!整理したいあなたへ。スキャナ機能ご紹介。
溜まりに溜まる書類。仕事のものを始め、家庭の様々な書類や、お手紙や年賀状、写真など。捨てたいけど、大事なものや、思い出のものって、なかなか捨てるわけにもいきませんよね。
そこで重宝するのが、スキャナ機能つき、プリンターです。
プリンターというと、「印刷をするだけのもの」といった印象を持っている方も多いかもしれませんね。
最近は、印刷機能だけではなく、プリンターというよりも「複合機(ふくごうき)」と呼ばれる機種がメインとなっていて、以下のような機能が搭載されています。
スキャナ機能
10年以上前だと、プリンターの他にスキャナを別個に購入していた方がほとんどではないでしょうか。
最近では、複合機にスキャナ機能が付いていることがほとんどです。
スキャナ機能を使えば、フィルムで撮った写真をスキャンして、PCにデータとして保存することも可能。
年賀状や記念日の思い出など、かさばらずに保存しておけるため、重宝する機能の一つです。ぜひスキャナを使って、書類関係をスッキリ整理してみてください。
大量の書類をスキャンする際は、ぜひ「自動原稿送り装置(ADF)」つきのものを選んでください。スキャンするごとに1枚1枚原稿を変えていたら、時間がかかってしまいます。
しかし、この機能が付いて入れば、自動的に原稿を送り出し、1枚ずつスキャンしてデータ化してくれます。詳細は後述しています。
絡まるコードにおさらば。最新無線通信でスッキリお部屋。
パソコンにスキャナ、プリンターや周辺機器などコードでコンセント周りがゴチャゴチャになってしまうことがあります。そうなると、お部屋全体まで散らかった印象になることも。コード関係など特に、スッキリしていると、とてもスマートですよね。
絡まるコードにおさらばしたい。そんなあなたにオススメなのが、
Air Print(エアープリント)やWi-fi Direct(ワイファイダイレクト)機能の付いたプリンターです。
この機能が付いていれば、USBコードでPCとプリンターを繋がずに印刷をすることが可能になります。そのため、パソコンのデスク周りもスッキリするでしょう。
最近ではLINEからプリントできたりもする機能もありますよ。
なお、Air Print(エアープリント)やWi-fi Direct(ワイファイダイレクト)機能が付いていれば、お持ちのスマートフォンやタブレットからも直接、印刷することができます。
「手軽に印刷したい」という方は、こちらの機能が付いている複合機・プリンターを選ぶことをオススメします。
通信機能については、後ほど詳しくお伝えします。
その他共通!選び方3つのポイント
ポイント1.メーカー…安定のエプソン&キャノン
次に、共通項目を見ていきましょう。まずはメーカー。
プリンタに関していえば、やはり有名メーカーがオススメです。
大手のメーカーであれば、サポートや保証が充実していることも多いです。
よって、まずは以下の一覧をもとに、メーカー別にプリンターを選んでみてください。
中には「プリンターのメーカーと言われても、どこも思い浮かばない」という方もいるかもしれませんね。そのような場合は、
・エプソン
・キャノン
を中心に、プリンターを選んでみてください。
どちらのメーカーも国内で最大級のシェアを持っています。
販売されているプリンターの種類や、付いている機能も多いため、きっと満足のいくプリンターを購入することができますよ。
⇒各メーカーのプリンター複合機一覧
ちなみに、てるマウスが使っているのはエプソンの複合機です。
もう何年も愛用していますが故障もありません。
ポイント2.解像度…あんまり気にしなくていい!?
プリンターや印刷関連のことを見ていくと、「解像度(かいぞうど)」というワードが出てきます。
解像度とは、dpi(dots per inch)という単位で表される数値のことで、1インチにどれだけのドット(dots)が含まれているかを示すものです。
この説明だけを読むと、「全然わからない」という方も多いでしょう。
簡単に言うと「解像度が高い=高画質」ということです。
ここまで解像度の基本についてご説明しましたが、最近のプリンターは解像度の値がどれも高く設定されていることがほとんどです。
そのため、プロ仕様などを求めないのであれば、そこまでプリンターを選ぶ際に解像度を調べなくても良いでしょう。
しかし、中には
・パソコンで絵を描いていて、それを自宅プリンターで印刷したい
・カメラが趣味なので、自宅で印刷したい
という方もいるでしょう。
そのような場合は、ぜひ解像度にも注目してみてください。
また、解像度の関連項目として、「ピコリットル」があります。
ピコリットルとは、プリンターが紙に印刷する際に吹き付けるインク一滴の大きさの値のことです。単位としては「pl」と表記されることが多いです。
一般家庭向けのプリンターでは、2plとなっていることがほとんど。
このピコリットルですが、値が小さい方が綺麗に印刷できると言われています。
そのため、高機能プリンターでは1plという製品もあります。
しかし、そうした1plの違いは、人間の肉眼ではあまり違いは分かりません。
そのため、プリンターを選ぶ際は、そこまでピコリットルの値を重視しなくとも良いでしょう。
ポイント3.用紙サイズ…最大用紙サイズをチェック!
プリンターを買う際に、見ておきたいポイントの一つが「用紙サイズ」です。
ほとんどのプリンターが、A4やハガキサイズなど、様々なサイズの紙に対応しています。
そこで見るべきポイントは「最大用紙サイズ」です。
一般家庭向けのプリンターは、ほとんどがA4サイズまでしか印刷できません。
しかし、機種を選べばA3ノビも印刷できるプリンターがあるのです。
たとえば、パソコンで絵を描いていて、「それを家の壁に飾りたい!」という場合には、A4よりもA3ノビで印刷した方が存在感も出るのでオススメです。
資料は一般的にA4サイズを使うことが多いと思われますが、プレゼン資料などで、大きめの資料が必要という場合も、A3サイズが印刷できるプリンターを候補に入れておくのも良いかも知れませんね。
その他機能紹介
プリンターには上記の機能だけではなく、ほかにも様々な機能があります。
その一部を以下にまとめましたので、「あ、その機能いいな!」と感じるものがあったら、候補に入れているプリンターにそれが付いているかチェックしてみてくださいね。
・自動両面印刷機能
印刷用紙をプリンターが自動で裏返しながら、裏表の両面に印刷してくれる機能です。
ハガキを印刷するのにも、この機能を使用できるものもあります。
このおかげで、年賀状を印刷する場合など、表の宛名を印刷してから、自動的に裏に自分の住所などを印刷してくれるので、時間短縮にも繋がり、ほんとに便利です。
・フチ無し印刷
文字通り、用紙端に白いフチを作ることなく、用紙全体いっぱいに印刷する機能です。
たいていのプリンターにはフチ無し印刷機能が搭載されているのがほとんどですので、特にチェックしなくとも良いかもしれません。
・自動原稿送り装置(ADF)
自動原稿送り装置とは、原稿を手動で変えることなく、自動的にスキャンしてくれる機能のことです。
書類整理など、いっぺんに大量にスキャンする場面では大活躍する、大変便利な機能です。
1枚1枚スキャンするごとに原稿を変えていたら、時間がかかってしまいますよね。
しかし、この機能が付いて入れば、自動的に原稿を送り出し、1枚ずつスキャンしてデータ化してくれます。
・レーベル印刷
レーベル印刷機能が付いて入れば、DVDやCDなどの表面に写真や文字を印刷することができます。
録画したドラマやバラエティ番組などは、ケースにタイトルを書いておくだけでは、DVDを出し入れしたときにゴチャゴチャしてわかりにくくなってしまいがち。
そのため、DVD自体に印刷をしておけば、一目で何が録画されているかがわかります。
お子様の運動会やピアノの発表会、卒園式といった、家族の思い出のホームビデオにも、この機能があると嬉しいです。
・前面給紙/背面給紙
前面給紙/背面給紙とは、印刷する際の用紙を前と後ろのどちらから差し込むか、の違いです。
一般的に前面給紙は、用紙の量を多くトレーに差し込むことができる物が多いです。
しかし、印刷する際に用紙を折り曲げるような動作になるため、紙詰まりが起きやすいというデメリットも。
そのため、プリンターで印刷する量が少ない方や少し厚めの用紙には背面給紙がオススメです。
印刷方法あれこれ
プリンターで印刷するというと、「USBでパソコンと繋いで印刷」といった印象を持つ方が多いかも知れません。
お伝えしましたが、現在では、様々な入稿方法があります。
たとえば、以下の方法が挙げられます。
・ダイレクト印刷
USBやSDカードなどのデータ端末から直接印刷する機能です。
パソコンが無くても印刷出来ますから、手っ取り早く印刷したい方にオススメ。
・ネットワーク印刷
無線Wi-fiや有線LANを利用して印刷するのがネットワーク印刷です。
この機能が付いて入れば、離れた2階にいながらも、1階のプリンターで印刷操作をすることも出来てしまいます。
個人用だけではなく、家族やオフィスでプリンターを共有してしようるる場合にオススメの機能といえます。
・AirPrint(エアープリント)
前述しましたが、AirPrintはソフトやアプリのインストールなどをせずに、Appleの
・iPhone
・iPad
などの端末から直接プリンターで印刷できる機能のことです。
iPhoneのカメラで撮影した写真をそのまま無線で飛ばして、すぐにプリンターで印刷できるため、Appleユーザーの方は、この機能がプリンターに付いているかどうか、チェックしておくと良いでしょう。
・Wi-Fi Direct(ワイファイダイレクト)
Wi-Fi Directも、前のAirPrintと同じように、無線で直接機器同士を結び、印刷することができる機能です。
ただし、同時に複数の端末と接続できないことがほとんどなので、そこには注意が必要です。
・NFC機能
NFC機能は、プリンターにスマートフォンをかざすだけで印刷ができるという便利機能です。
スマートフォンに入っている写真だけではなく、メールやテキストファイルも印刷できるため、お仕事でプリンターを使用する方に特にオススメです。
通信機能あれこれ
最後に、プリンターとデータが入っている端末を繋ぐ機能にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
・USB
インターフェイスとして最も浸透していると言って良いのがUSBです。
皆さんもすでに使っている、または見たことがあるという方がほとんどだと思います。
現在では、最新の規格はUSB3.0に対応しているプリンターも発売されてきました。
・無線LAN/有線LAN
これはプリンターをネットワークに接続する機能です。
Wi-Fiなどを無線LANと呼び、ケーブルを用いてネット接続する場合を有線LANと呼びます。
・IrDA
IrDAは、赤外線を使った通信機能のことです。
折りたたみ式のパカパカ携帯電話などで連絡先を交換する際に、一度は使用したことがある方も多いのではないでしょうか。
・Bluetooth
デジタル端末に用いられる近距離無線通信規格のことです。
Bluetoothを使えば、無線で端末からプリンターにデータを飛ばして、印刷することを可能になります。
・パラレル
複数の信号線でデータを転送する通信機能のことです。
しかし現在ではあまり見かけません。
まとめ
今回はプリンターの選び方とポイントをご紹介しました。
1.自宅で綺麗に印刷したい。
2.ゴチャゴチャした書類を整理したい。
3.ケーブルがゴチャゴチャするのが嫌。
それぞれ、
1. 6色インクのプリンター&A3ノビに対応しているプリンター
2. 「自動原稿送り装置(ADF)」付きのスキャナ複合機
3. BluetoothやWi-fiなど、無線接続可能なプリンター
がオススメです。
そして、下記のポイントが共通項目です。
・メーカーはエプソン&キャノン安定
・解像度はあんまり気にしなくていい!?
・最大用紙サイズをチェック
ぜひ、あなたの「何を印刷したいか」を明確に、プリンターを選んでみてください。
あなたにぴったりのプリンターと、快適な印刷ライフを応援しています!